インプラント

ワンデイインプラントのメリットとデメリットについて

虫歯や加齢による抜けなどで歯を失ってしまうと、「健康な歯を取り戻したい」と願ってしまいます。歯肉炎や怪我などで歯の治療をしなければならない時は「なるべく自分自身の元の歯に近い状態に戻ればいいのに」と思ってしまいます。歯は体の中でも食に関わる重要な部位です。歯を失ったことで食事を楽しむことができないと、生活の中でとても楽しいものだったはずの食事の魅力が半減してしまいます。

 

また、ブリッジや入れ歯、差し歯などの治療により定期的な通院や、痛みや口臭などの口腔内トラブルに悩ませられていると、「もっと別の良い治療方法はないだろうか」「この悩みを改善できないだろうか」と考えてしまうことでしょう。そんな方に考えていただきたいのが、「ワンデイインプラント」による治療です。

 

ワンデイインプラントは、通常のインプラントなど他の治療とどんなところが違うのでしょうか。ワンデイインプラントのメリットとデメリットについてお話します。

 

■ワンデイインプラントはインプラント治療の一種

 

歯の治療には、色々な方法があります。虫歯1つとっても、必ず器具で削ってかぶせ物をしなければならないというわけではありません。虫歯の進行状況にもよりますが、ごく初期の状況であれば再石灰化という治療方法もあります。他には虫歯部分を溶かす治療法であるカリソルブ治療や、虫歯を除去しないで無菌化するドックベストセメント治療などがあります。歯を含めたお口の中の状況によって適切な治療や、選択できる治療が変わってきます。

 

インプラント治療も、虫歯を含めた口の中のトラブルに対して有効な治療法の1つです。歯茎に人工的な歯の根(インプラント器具)を埋め込み、その上に人工的な歯を生成します。

 

よく「差し歯と同じでは?」と疑問に思う方がいるようです。差し歯とインプラントはまったくの別物です。インプラント治療で使うのは人工的な歯の根や歯として使う器具ですが、より「本物の歯」「自分の第2の永久歯」として使っていただけるように作られています。

 

インプラント治療は色々な歯科医院で行われています。歯科医院によってインプラント治療の進め方や治療費、使用する器具などが異なっています。また、スタンダードなインプラント治療だけでなく、インプラント治療をさらにいくつかの治療にわけていることもあります。

 

当院の「ワンデイインプラント」もインプラント治療の1種です。スタンダードなインプラント治療とワンデイインプラントでは、中身が異なります。ワンデイインプラントのメリットとデメリットを見ていただければ、差し歯などの他の治療法や従来のインプラントと異なっている点を理解していただけるはずです。従来のインプラントや他の治療とワンデイインプラントの違いを理解していただくことによって、自分に合っているのはどんな治療法なのか、より判断しやすくなることでしょう。

 

  • ワンデイインプラントメリットは「ワンデイ(1日)」

 

ワンデイインプラントの最大のメリットは「ワンデイ(1日)」で基本的な治療が終わることです。ワンデイインプラントでは、1日で仮歯を入れ、固定まで行います。歯のない日は1日もありません。

 

従来のインプラントは、平均して数カ月から2、3年くらいが治療期間の目安になっています。歯の状況やインプラントの本数、口腔内に他の治療すべきトラブルがあるかなどによって、もっと治療期間が長くなることもあります。

 

口腔内に、インプラント治療をはじめる前に治療すべきトラブルがあれば、前もって治療を進める必要があることはワンデイインプラントも同じです。しかし、従来のインプラントとワンデイインプラントでは、基本的な治療期間が「1日」と「数カ月~2、3年」であるところを比較してみてください。

 

ちょっとした虫歯治療でも、何度かの通院回数が発生することは珍しくありません。その点、ワンデイインプラントは「基本的に1日で治療できる」という大きなメリットがあります。1日で治療できるため、会社勤めで忙しい方や遠方に住んでいる方も、ワンデイインプラントを選択することによって、当院でインプラント治療を受けていただくことができます。

 

・ワンデイインプラントは1日治療が続く

 

ワンデイインプラントの「1日」には1つだけデメリットがあります。それは、ワンデイインプラントにより1日の間は処置が続くため、歯科医院に拘束されることです。手術も含めて8時間くらいの時間を見る必要があるため、午前中にちょっとだけ処置して「お買い物に行ってきます」「午後は用事があって」と、歯科医院から出歩くことはできません。また、処置が続くため、処置中は好きに飲み食いすることができません。

 

ワンデイインプラントは通常のインプラントの治療期間と比較して「1日」というスピーディな治療ができてしまうところが魅力です。虫歯などの他の治療法と比較しても、ワンデイインプラントは非常にスピーディです。ただし、「1日」は処置が続くこと、処置中に出歩くことや自由な飲み食いは難しいというデメリットがあります。1日でできる治療だからこそ「処置に丸1日使うこと」が必要になります。

 

~ワンデイインプラントについて~

 

  • ワンデイインプラントメリットは治療の幅が広い

 

ワンデイインプラントの第2のメリットは、色々な口腔内のトラブルや症例に利用できるところです。

 

ワンデイインプラントは、進行した歯周病や歯が薄い場合でも治療することができます。もちろん、虫歯の治療や、歯並びの矯正、歯の割れや欠けなどにも使えます。既に虫歯治療のために差し歯やブリッジなどを装着している方や入れ歯を利用している方も、ワンデイインプラントで治療することができます。このように、色々なお口の中のトラブルに対して治療法として活用できるのがワンデイインプラントなのです。

 

しかも、ワンデイインプラントには、さらに嬉しいメリットがあります。それは、ワンデイインプラントで治療をすると、虫歯や噛み合わせなどを他の方法で治療するより、さらなるトラブルを引き起こし難いというメリットです。例えば、加齢によって多くの歯を失った方が、入れ歯を使っていたとします。入れ歯の代表的なお悩みは、口臭や発音、そして入れ歯を手入れする手間がかかるというものです。歯茎や入れ歯の間に食べ物がはさまって痛みを覚えることや、一定期間ごとに入れ歯を作り直さなければならないためお金がかかるというお悩みも代表的なものです。

 

入れ歯は、虫歯や加齢で歯を失った際の代表的な治療法です。しかし、デメリットも多いため、インプラントに切り替える方もたくさんいらっしゃいます。入れ歯からインプラントに切り替える際は、長年使っていた入れ歯や加齢の影響で、口腔内に歯肉炎などのトラブルが起きていることがあります。その結果、通常のインプラントよりも柔軟かつ幅広い口腔内の状況で治療ができるため、ワンデイインプラントを選択することにメリットがあります。

 

・ワンデイインプラントが受けられる歯科医院は少ないというデメリット

 

ワンデイインプラントは、全ての歯科医院で実施しているわけではありません。通常のインプラントよりもワンデイインプラントに対応している歯科医院は少ないという実情があります。なぜかと言うと、ワンデイインプラントで治療するためには、通常のインプラント以上の精密さやスピード、経験が求められるからです。

 

ワンデイインプラントには、幅広い口腔内の状況やトラブルに対応できる、他の治療とインプラントを取り換えることで他治療法のお悩みを取り除くことができるというメリットもありますが、治療を受けることのできる歯科医院の少なさがワンデイインプラントのデメリットになっています。

 

■ワンデイインプラントは治療費をおさえやすいというメリットも

 

1日で仮歯の埋め込みから固定まで行うため、ワンデイインプラントは「高額では?」と思われがちな治療法です。同じインプラントなら、通常のインプラントにした方が費用をおさえることができるのではないかと考える方もいらっしゃいます。その考え方は、必ずしも正解ではありません。また、ワンデイインプラントより入れ歯やかぶせ物を用いる方が費用総額的に少なくなると考える方もいらっしゃいますが、その考え方も、必ずしも正しいわけではありません。ワンデイインプラントの方が総合的に治療費をおさえることができる場合もあります。

 

例えば、あご全体のインプラント治療をする場合は、通常のインプラントよりワンデイインプラントで治療費をおさえることができる可能性があります。ワンデイインプラントは通常のインプラント治療よりも埋入本数が少ないため、その分だけ治療費をおさえることができるのです。

 

・ただしワンデイインプラントは自由診療という点に注意

 

通常のインプラントよりワンデイインプラントの方が治療費をおさえることのできるケースであったとしても、そもそもインプラント治療自体が高額になりがちであるというデメリットがあります。インプラントは自由診療(保険外)になるため、全て実費で支払いをしなければいけません。

 

治療費が心配だという場合は、インプラント治療に入る前に、医師に相談しておくと安心です。デンタルローンを活用したり、治療方法の見直しをしたりすることもできるので、治療費についての不安は解消してワンデイインプラント治療に臨むようにしましょう。

 

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■最後に

 

ワンデイインプラントにはたくさんのメリットがあります。特に、ワンデイインプラントの名前に含まれる「ワンデイ(1日)」は、ワンデイインプラントの最大の特徴であり、最大のメリットです。

 

従来のインプラントでは治療期間が長いために通院できなかった方でも、「ワンデイ(1日)」でインプラント治療を受けることができるようになっています。また、長期の治療が心理的なストレスや、身体の負担になることが考えられました。持病のある方や高齢の方、忙しい方などは、長期のインプラント治療にはなかなか踏み切れないという事情がありました。その点、ワンデイインプラントは「ワンデイ」ですから、画期的かつ個人の事情に配慮できる治療法です。

 

インプラント治療を検討している方や入れ歯とインプラントを切り替えたいと考えている方は、従来のインプラントとワンデイインプラントの治療期間や費用を比較することが重要です。ワンデイインプラントにはデメリットもありますので、歯科医師と相談の上で、自分に合った治療法をよく考えて決めることで、納得して治療へ進みましょう。より自分に合った治療法を見つけることで、治療後は日常の中に笑顔と楽しみが増えることでしょう。

インプラント治療の種類とそれぞれの費用について

ホワイトニングという治療法にもオフィスホワイトニングやホームホワイトニングという方法の違いがあるように、インプラント治療にも治療法の違いにより種類があります。当院では、通常のインプラント治療だけでなく、歯の状況や患者様の都合に合わせてインプラント治療の中から最適な治療法をご案内することができます。

 

インプラント治療を受ける場合、より自分に合ったインプラント治療を選択することが重要です。当院で受けることのできるインプラント治療にはどんな種類があるのでしょうか。どれくらいの費用を見ればいいのでしょうか。インプラント治療を受ける際に知っておいていただきたい基礎知識についてお話します。

 

■インプラント治療の特徴とは?費用を知る前に

 

インプラント治療は、歯の色々な問題に対して効果のある優秀な治療法の1つです。インプラント治療を一言で説明すると「人工的な永久歯を作るための治療」です。

 

虫歯などの口腔内トラブルで歯に深刻なダメージがある場合や、抜歯の必要性があった場合、事故や加齢により歯を失ったなどの場合、歯があった場所には空間ができてしまいます。歯のはえ方がおかしく、歯並びや噛み合わせに深刻な問題が出ている場合も、抜歯で対応することがあります。歯並びを綺麗にするために抜歯をしても、抜歯した箇所には空間ができてしまいます。また、歯肉炎などの進行により歯が抜けてしまったり、倒れかけてしまったりすると、やはり空間ができてしまいます。インプラント治療はこのようなケースにおいてよく選択される治療法です。失った歯の代わりに人工的な歯を作るのです。

 

インプラント治療では、まず口腔内の状況を確認します。歯肉炎や虫歯などの問題があると、インプラント治療中に、せっかく作った人工的な歯が倒れてしまったり、インプラント治療をしている間に症状が進行してしまったりするなどのトラブルが発生する可能性があります。治療すべき箇所があればインプラント治療より先に必要と考えられる処置を施してから、インプラント治療を行います。

 

進め方は、概ねどのインプラント治療も同じです。必要な処置をしてからインプラント器具を歯肉に埋め込んで人工的な歯を作るという流れです。ただ、インプラント治療の種類や口腔内の状況によって治療日数に差が出ます。早い治療法で、インプラント治療だけで1日が基本の方法から、2年ないしは3年ほどの治療期間を見なければならない治療法まであります。種類によって異なります。

 

インプラント治療は、虫歯や歯肉炎をピンポイントに治療する治療法というわけではありません。歯の治療から審美、歯列のトラブルまで、幅広いお悩みに対処することのできる治療法です。また、歯列矯正や審美歯科においては、メインとなる歯列矯正などのアシスト的な治療法として使われることがあります。歯に隙間があると、せっかく歯列矯正をしても、隙間のせいで上手く矯正することが難しくなります。そこで、インプラント治療を併用することにより、歯の空間を無くして、より美しく歯列を整えるなどの方法が考えられます。

 

色々な歯のトラブルに使うことができる。審美歯科や予防歯科とセットで使い、より歯の健康や美しさを追求できる。審美・矯正・一般治療の性質を合わせた「総合的な治療法」である。これが、インプラント治療全般の特徴です。

 

インプラント治療は、患者様の生活や仕事、治療費用、治療期間、他のどんな方法と併用するか、他に治療すべき箇所はあるか、口の中やあごの健康状態、医師の意見といった総合的な事情を考え、歯科医師と相談しながら決めることをお勧めします。

 

■インプラント治療の種類と費用

 

インプラント治療には、「通常のインプラント治療」「ワンデイインプラント」などがあります。これらの治療の他に、あごの骨や歯の状況により、「サイナスリフト」「ボーングラフト」「ソケットリフト」などの処置を組み合わせます。また、インプラント治療に使う器具にも種類がありますので、どの会社のどんな素材の器具をセレクトするかによってもインプラント治療には多少なり変化が出ます。

 

「1、通常のインプラント治療かそれともワンデイインプラントか」「2、インプラント治療の中に他の処置を取り入れるか。取り入れるとしたら、どんな処置なのか」「3、インプラント治療に使う器具と器具の素材」によって、インプラント治療の種類はかなりの数にわかれます。中でも、特に基礎知識としておさえておきたいのは、「通常のインプラントとワンデイインプラントの違い」と「インプラント治療に付属した処置の種類や内容」です。費用も合わせて、それぞれのインプラント治療について見て行きましょう。

 

・通常のインプラントと費用

 

通常のインプラント治療は、現在たくさんの歯科医院で受けることのできます。ただ、インプラント治療を実施している歯科医院が全て同じインプラント治療を行っているわけではありません。インプラント治療で使う器具も色々な会社で出している状況です。歯科医院はそれぞれ「この会社のインプラント器具なら安全で衛生的だ」「機能性や審美性もしっかりしている」と考える会社のインプラント器具を採用しています。

 

当院では、Nobel Biocare社、Astra Tech社、Biomet 3i社、Z-System社のインプラントを使用しています。Nobel Biocare社のインプラントは、困難な症例にも使用できる、信頼のおけるインプラントです。Astra Tech社のものは前歯などの審美に注意を払う必要のある部分の歯にも使え、長期的な安定性にも定評のあるインプラントです。Biomet 3i社のインプラントは、口腔内に歯肉炎のある患者様にも対応でき、骨が柔らかく難しい症例にも使うことのできるインプラントです。Z-System社のインプラントは、全てジルコニア・セラミックでできており、金属アレルギーのある方や金属の含まれるインプラントに抵抗のある方でも安心して使っていただくことができます。

 

口というデリケートな部分で使われるインプラントだからこそ、当院では安全で信頼度の高い会社の器具だけを厳選して利用しています。また、4社のインプラントを用意することで、他医院ではインプラント治療ができなかった方や、口腔内やあごにトラブルを抱えている方にもインプラント治療を受けていただけるようにしています。どの会社のインプラントを使うかによって、インプラント治療にもさらにバリエーションが生まれます。

 

インプラント治療の費用は、どのインプラントを使うかによって異なります。費用の目安としては、歯1本あたり35万円ほどになります。本数が増えると費用が変わってくることと、どの部分の歯なのかによっても費用が変動することが費用の注意点です。また、他の処置をするかどうかによっても費用が変わってきます。

 

・ワンデイインプラントと費用

 

ワンデイインプラントは、仮歯の固定までを基本的に1日で終わらせるインプラント治療です。歯のない日がありませんので、歯がない状態が嫌だという方や、仕事などを忙しいという方、体調の面で不安があるため長期の治療は困るという方に向くインプラント治療です。

 

通常のインプラント治療は、本数や症状にもよりますが、治療期間が数カ月から2、3年と長めです。ですが、ワンデイインプラントで治療した場合は、年単位の治療期間は不要で、スピーディにインプラント治療を行うことが可能です。また、ワンデイインプラントの場合も、数多くの症例を手掛けた歯科医師が細心の注意を払って治療を進めます。安心とスピードを両立したインプラント治療になります。

 

ワンデイインプラントの費用も、本数や口の中の状態によって変わってきます。また、別途薬剤代などが発生することもあります。詳しい費用については、歯の状態を確認した上でご案内いたします。ただ、ワンデイインプラントの場合は通常のインプラントより埋入する本数が少なくなることが多いため、通常のインプラントと比較して費用負担が軽くなる傾向にあります。

 

・インプラントと組み合わせる処置の費用

 

インプラント治療を希望する方の中には、あごや歯の状態によって、他の処置を組み合わせる必要のある方もいらっしゃいます。

 

例えば、骨の薄い方などはインプラント治療だけを行うことは難しいため、骨に厚みを加えるための処置も合わせて行います。インプラント治療はどの会社のインプラントを使うか、そして治療期間などでも種類わけできますが、他の処置を行うかによってもさらにバリエーションが生まれることになります。

 

インプラント治療と組み合わせる処置には、「サイナスリフト」「ボーングラフト」「ソケットリフト」などがあります。

 

サイナスリフトやソケットリフトは上あごの骨に厚みを出すための処置で、ボーングラフトは骨が薄くなっている箇所に厚みを出すための処置になります。上あごの骨がより薄い場合はソケットリフトではなくサイナスリフトで処置をするなど、状況によって使い分ける必要があります。

 

サイナスリフトは20万円~、ソケットリフトは5万円~、ボーングラフトは10万円~です。歯や骨の状態によって費用が変わってきます。インプラント治療と組み合わせてこれらの処置が必要な場合は、インプラント費用に処置の費用が加算されることになります。

料金表はこちら!

 

■最後に

 

インプラント治療と一言で表現しても、さらに種類があります。インプラント治療を進める場合、まずは口腔内をきちんとチェックして、より患者様に合ったインプラント治療はどれかを見極めるところからスタートします。

 

インプラント治療の中でも、患者様の状態によっては推奨できないインプラント治療や、より事情に合ったインプラント治療が見つかる可能性があるからこそ、最適な治療をご案内したいと考えています。

 

インプラント治療に組み入れたい処置も変わってきます。どのインプラント治療が最も合っているのかは、患者様によって異なります。Aさんが通常のインプラント治療で失った歯を取り戻して楽しそうにしているからといって、Bさんも同じ通常のインプラント治療を選択する必要はありません。

 

当院では、患者様に合ったインプラント治療をご案内することにより、患者様により良い生活や食事を楽しんでいただきたい、人生をより良いものにしていただきたいと考えています。インプラント治療をお考えの方には、口腔内の状態に合わせた治療や見積もりをご説明することができます。お気軽にご相談ください。

インプラント手術後の気になる食事事情を教えます!

インプラント治療の内容はネットで見かけることが多いですが、「術後の食事について」の記事はほとんど見かけることがありません。だからこそ、食べるのを控えたほうが良い食材や注意点などをこの記事でしっかりと学びましょう。

 

 

熱いもの、硬いもの、香辛料の強い刺激物、アルコールなどの摂取は禁止

最近はインプラント治療を受ける方も多く一般的な歯の治療と同じと思っていませんか。簡単なものだと考えて注意事項をよく理解していないと傷口が開いたり傷んだりして大変なことになります。手術前の説明をよく聞いて理解し、手術前後はそれを守った食生活を心がけましょう。

インプラントとは、歯茎を切開して顎の骨に埋め込む外科的手術です。そのため手術前後の食事については注意事項を確認して必ず守るようにしてください。

手術前は、血液の循環が促進され出血が止まらなくなる恐れがあるので、アルコールの摂取・香辛料などの刺激物を取ることは必ず控えましょう。

また、手術後数日は、アルコール・香辛料はもちろんですが、極端に熱かったり冷たかったりする食べ物や飲み物も刺激となって腫れや痛み、出血の原因になりますので控えてください。

口を大きく開けて食べる必要のあるものや噛むのに力がいる固いものも、無理をして動かすことで傷口が開く危険性があります。

傷口が落ち着くまでなるべくやわらかく噛みやすい食事をとるようにしましょう。

 

 

麻酔が切れるまでは食事を避け、手術部位とは反対側で噛むようにする

インプラントの手術は外科手術となり麻酔を行います。手術後の注意事項の中に、「唇を噛んでしまうことがあるので、麻酔が完全に切れるまでは食事は避ける」ということが書かれていることがほとんどです。

 

一般に歯医者さんで抜歯をする時にも麻酔を行います。

麻酔をした直後唇がしびれて、思うように動かせないという記憶がある方も多いのではないでしょうか。

 

インプラントの手術後も唇は同じようにしびれていますので、麻酔が切れるまで食事を控えることが大事です。

手術当日はあまり噛まなくても栄養がとれるヨーグルト、ゼリー、おかゆ、うどんなどを選びましょう。

 

また、2~3日は固い物や刺激の強い物は避け、なるべく軟らかい物を手術したのと反対側の歯で噛むようにすることも意識してください。

インプラントにしたので何でも普通に噛めると思わず、歯医者さんの指示を待つようにすることが重要です。

 

 

術後は強いうがいは禁止

インプラント手術後の歯磨きのやり方にも注意が必要です。インプラント手術は外科手術が必要になることから、インプラントを顎の骨に早く定着させるため、また感染症のリスクを避けるためにも手術後は安静に過ごすことが大切です。

手術当日は普通の食事をして、来院前にあらかじめ丁寧に歯を磨きましょう。

 

しかし、手術後は手術部位に歯ブラシを当てないようにしてください。

その他の部位は通常の歯磨きが可能ですが、それでも歯磨き粉をつけずに優しくブラッシングしましょう。

 

手術部位に歯ブラシを当てない代わりとしてうがい薬を処方された時でも、強いうがいは厳禁です。口に水を含みそっと吐き出す程度に優しくやるよう心掛けましょう。

2週間はこういった歯磨きうがいを継続する必要があります。

 

 

半年程経過すると自然と食事を楽しめるようになる

インプラントの手術後に、固い食べ物を楽しめるようになるにはどれ位の期間がかかるでしょうか。

 

手術をしてからおよそ半年くらい経つと、歯茎にインプラントの土台が定着するので固いものでも自然に食事が楽しめるようになります。

 

ちなみに、手術して2~3時間すると手術部位の出血が止まりますので、食事はそれ以降にして下さい。

 

術後の経過とともに、次第に段々と固さのあるものが食べられるようになっていきますが、半年くらいで、歯根代わりの土台が歯茎に定着するのが一般的です。

そうなれば、固いものも自分の歯と変わらないように食べられます。入れ歯と違い、その食感を歯茎で感じますので、食べる楽しみがよみがえってきます。

 

インプラントが定着しても、すき間に食べ物がはさまって細菌感染などのトラブルを起こすこともありますので、半年に一度は歯医者さんでメンテナンスを受けましょう。

 

 

術前術後は食事に気を遣おう

術前はアルコールの摂取、香辛料などの刺激物を控えます。

術後は上記のものだけでなく、熱すぎるものや冷たすぎるもの、口を大きく開けて食べることも控えましょう。

 

インプラントがしっかりと定着するのはだいたい半年後です。それまではインプラントに気を遣った食事を心がけてください。

インプラントの名医の見分け方とは

インプラント治療は高いスキルが要求されるので、通常の治療と比べるとトラブルが多くなります。高額な治療費を支払うこともあり、何のトラブルもなく治療を終えたいと思うことでしょう。

そこで知っておきたいのが、「インプラントの名医の見分け方」についてです。歯医者選びの参考にもなるので、ぜひ最後までお読みください。

 

インプラント名医を見分けるのは「症例数」「設備」「保証体制」

インプラント治療を行うにあたり、歯科医選びをどのように行ったらよいでしょうか。

後悔のない治療をするために、きちんと事前に確認しておきましょう。

 

今やインプラント治療は一般的なものになっており、インプラント治療を行う歯科医院はたくさんあります。

どこで治療をしてもらうのがよいか迷った場合、いくつかのポイントを押さえておくことで解決します。

そのポイントとは

・症例数の実績

・どのような設備を使っているか

・術後の保証体制

の三点です。

 

症例数からどの程度経験を重ねてきているのか判断が出来ますし、設備の点では安全性や正確な手術を行うために最新の機械が導入されているかどうかというのは、判断する材料になるでしょう。

また、アフターフォローもとても大切なポイントになります。

メンテナンスが万全に行える体制を整えているのかという点は、術後とても重要なことです。

事前に確認しておくことをおすすめします。

 

 

日本のインプラント専門医は複数の学会がそれぞれの基準で審査を行っている

インプラント治療は外科手術であり、高い知識と豊富な経験が求められます。

しかし、日本のインプラント専門医は国の認可がある訳ではなく、複数の学会が独自の専門医制度を持ち独自の基準で審査を行なっているのです。そのため、審査基準は全て同じではありません。中にはセミナーに参加するだけで付与される資格もあります。

 

そうした中で安心してインプラント治療を任せられる歯科医院を選ぶには、認定医・指導医という名称で安心するのではなく、各団体がどういう所か調べるのがよいでしょう。

中でも日本口腔インプラント学会は専門医取得が難しいとされており、認定医になる為には学会の在籍年数が5年以上・学会の指定する研究施設での在籍が5年以上等厳しい条件が課せられます。

 

 

メリットデメリットも含めてしっかりとしてくれる歯科医

インプラントは正しく治療されれば素晴らしい技術です。

しかし、成功させるには確かな技術と経験を持った歯科医師とめぐり合わなければいけません。治療をうける側もインプラントについて正しい知識を身につけて、治療を受けるようにしましょう。

 

インプラントは、歯を失った人が再び自分の歯のような感覚を取り戻せる技術です。その技術は年々進歩しており、インプラントを選ぶ方が増える一方で死亡事故を含むトラブルも多く報告されています。

インプラント治療は専門性が高く高度な技術や知識が求められますが、特別な資格は必要なく、歯科医師なら誰でも始められる治療法です。

しかし、残念ながら利益至上主義ともとれる治療をする歯科医も存在します。十分な説明がないまま治療や抜歯を進める医師もいるため、注意が必要です。

 

 

患者側から歯科医師に色々と相談するのが大切

インプラント治療において治療方針を歯科医に任せっきりにしていませんか。インプラント治療は費用が高額になる治療なので、疑問点や不安なところは歯科医にしっかり質問してそれらを解消してから治療に臨むようにしましょう。

 

保険が適用されずどうしても費用が高額になるのがインプラント治療です。

そのためインプラント治療を行う際には歯科医とのコミュニケーションが大切できちんと納得してから治療を行う必要があります。

 

もし歯科医にインプラントを提案されたら、「インプラントを入れてから、5年後、10年後、ほかの歯はどうなりますか」と訊ねてみてください。

また、インプラント以外の歯に、

・今後どんなリスクがあるか

・どんな治療をする可能性があるか

について答えてくれれば、かなり信用がおけます。

 

さらに、治療を提案された際に、『インプラントの専門医に治療してもらうことはできますか』と訊ねてみるのも重要です。

専門医がいなければ他の専門医がいる歯科医院を紹介してもらうといいでしょう。

 

 

名医と呼ばれる歯科医を選ぶポイントとは

今までの実績を図る症例数、そして最新鋭の設備、術後のアフターケア体制の充実、これらの三点が良い歯科医院を選ぶ点で重要なポイントです。

 

また、インプラント治療においては、日本のインプラント専門医は国に認められた治療ではありません。

複数の学会が独自の基準で審査を行っているので注意しましょう。

認定医という肩書で安心せず、きちんと見極める目を養うことが大切になります。当クリニックも十分な実績がありますのでぜひ一度お問い合わせください。

インプラントに評判のある歯医者はどんな特徴があるのか?

インプラント治療をするなら「評判が良い」歯医者を選びたいことでしょう。実は、評判が良い歯医者にはいくつかの方程式があります。それを満たしている歯医者を選べば質の高い治療が受けられますので是非チェックしてください。

 

インプラントの知識やノウハウがしっかりある

インプラントは歯茎の下の骨に穴を空け、土台を作り人工の歯を取り付ける技術です。

入れ歯やブリッジよりしっかり固定できるので、自分の歯が戻ったような使い心地になるのが特徴です。

画期的で夢のような治療法ですか、同時にトラブルも数多く起きている治療法でもあり、死亡事故も起こりうる治療法です。

そのため、インプラントを専門で行っていること、かつ症例数が多い歯医者を選びましょう。経験豊富であり、知識やノウハウがしっかりある歯科医であればトラブルなく治療を受けることが期待できます。

 

インプラントは個人の能力で左右されやすい治療です。

満足いくものにするためには、病院の評判はもちろん担当する歯科医の評判もしっかりと見ることが大切です。

 

 

患者にとってより良い治療ができるように心がけている

インプラント治療において豊富な治療実績がある歯科医師は、さまざまな症例に対応できるので名医が多くなります。

しかし、ただ治療実績が多いというだけで名医と呼ばれている訳ではありません。名医と呼ばれる歯科医師は、患者のために歯科用CTやデンタルX線等の最新機器を積極的に取り入れ、頻繁に学会等に参加しています。

つまり、現状に満足せず常に最新技術を学んで治療に取り入れているのです。

より良い治療ができるようにと常に患者のことを考えているからこそ最新技術や機器を積極的に導入し、その姿勢が高い治療実績に繋がっているといえます。

 

インプラント治療を行う際により良い医師の治療を受けるためには、治療実績だけでなく最新機器や最新技術を取り入れているかなども確認して病院や医師を探すことをおすすめします。

 

 

解剖学的にきちんと理解して正確に診断できる能力がある

インプラント手術を受ける際に歯科医師に必要な能力は何でしょうか。

それは、CTの画像から骨の中を走る血管や神経の位置を、解剖学的にきちんと理解して正確に診断できるこということです。

 

インプラントは成功すれば失った歯を再び取り戻したかのような食生活を楽しめるようになりますが、その反面トラブルも多い技術です。インプラントのトラブルの多くは顎の骨をドリルで切削する時に起こります。

 

骨を削る際に、血管や神経を傷つけてしまったり、骨を削りすぎてしまったりするケースです。そのようなトラブルを避けるには、インプラントを行う歯科医師の力量を見極めることが何よりも大事です。

CTで撮影した顎の画像から、骨の中を走る神経や血管の位置を3次元的にきちんと理解して正確に診断できる能力がある医師でなければなりません。

また、歯の質がインプラント手術に耐えられるかどうかも考慮してくれる医師であることが絶対条件となります。

 

 

患者の気持ちになって丁寧に説明や治療を行う

歯医者にとってのゴールは一時的に患者の痛みを取り除くことではなく、患者が治療後も長い間健康な歯で食事やおしゃべりを楽しめることです。

そのために、歯医者では今後を見据えてトータルケアの提案をます。

 

治療にあたっても、治療を最終的に選ぶのは患者であるという意識を持ち、かかる時間、痛み、費用などを事前のカウンセリングで丁寧に説明するのが歯医者の仕事です。

例えば、

・無痛で治療したい

・その日のうちに食事がしたい

・治療時間を短くしたい

・術後の腫れや費用負担といったデメリットを少なくしたい

などの患者の要望に応え、たとえ要望に応えられなくても説明を丁寧に行う歯医者は

評判のいい歯医者に値する歯医者であるといえます。

 

 

歯医者として、患者のこと、歯のことを一番に考えてくれるかどうか

今、歯医者には治療技術だけでなく、治療後のトータルケアや入念なカウンセリングなどの患者に寄り添った対応が求められています。

ただ腕が良いだけでは良い歯医者とは言えません。患者の立場に立ち、メンタルケアも怠らないのが歯医者として大切なことといえるでしょう。

インプラントと差し歯はどっちがいいのか。

美しい歯を手に入れたいと考える方の多くは、「インプラントか差し歯か」で悩む方が多くいます。

特に両者をよく知らないという方のほうがどちらにしようか決めかねる傾向にあるようです。それぞれのメリットデメリットを知れば、ご適しているのはどちらなのか見えてくるのでこの記事を参考にしてください。

 

インプラントは咀嚼能力が自分の歯に近い

虫歯などで自分の歯の数が減っていくと、食事をする時に「もっと大事にしておけばよかった」と後悔する方が多くいらっしゃいます。

しかし、一度失われた歯が再び生えてくることはありませんので、いわゆる義歯のお世話になるしかありません。

 

さて、歯を失った場合の治療法にインプラントをはじめ、ブリッジ、入れ歯、など治療方法は複数あります。

ブリッジについてですが、失った歯の数が多いとブリッジはできない可能性が大きくなります。支える歯には負担となってしまうため、もしその歯に問題が生じれば作り直しをしなければなりません。

 

入れ歯の場合、咀嚼能力は天然の歯の3分の1程度で、口内環境の変化で何年かすると作り直しを余儀なくされることもデメリットでしょう。

また、部分入れ歯であれば健全な歯に負担がかかることはいうまでもありません。

 

さて、インプラントの場合はどうでしょうか。

インプラントなら失った歯が多くても咀嚼能力は回復し、自然の歯に近い機能を期待できるようになります。適切なケアさえしておけば、安定した噛み合わせを長期間維持することもできるのです。

 

 

インプラントは保険適用外

「インプラント」は、顎に生体親和性の高いチタン製の人口歯根(インプラント)を埋め込みます。その上に人工の歯を装着することによって噛む機能を回復させるという治療法です。見た目もきれいで、自分の歯に近い噛み心地が取り戻せるなどのメリットがあります。しかし画期的な治療ですが残念ながら保険適用外となり全額自己負担となるためある程度高額となります。

費用の支払いは現金、カード、デンタルローンがあり、治療費は医療費控除の対象となります。中には任意保険が出している医療保険の中に、インプラント治療にも使えるものがある場合もあるので、加入している保険の内容を一度確認してみましょう。

 

 

差し歯は手軽に治療できる

「差し歯」は、自身の十分な歯根が残っており、そこに歯冠部を差し込むというものです。

歯の根元の部分に金属などでできた土台を差し込み、かぶせ物をします。メリットとしては、自分の歯を抜かずに残せるということがあります。

またインプラントのように大掛かりな外科的な手術の必要がないため、町の歯医者さんで普通に治療することができるということも魅力の一つです。

 

ただし、治療の時点でしっかりとした歯根が残っているかどうかは、レントゲンを撮って十分に確認しておく必要があります。

 

さらに、歯の根元が十分でないと抜歯し、ブリッジや入れ歯にする治療が必要です。

歯を抜いてしまうのは簡単ですが、差し歯をするのは歯にとっては優しい治療法と言えるでしょう。

 

 

歯が薄いと差し歯の根が割れる可能性がある

虫歯がある程度進んでも、根元さえ健全であれば差し歯をすることが可能です。しかし、虫歯が進行して神経にまで達した場合や、根の先に膿の袋ができてしまった場合などは根管治療を行えば一部とはいえ歯を残すことは可能です。

歯は抜きたくない方や、タバコを吸う方やある種の疾患がありインプラント治療ができない方には向いている治療法です。

 

まず、歯の根の治療をしっかり行い、根に土台を差し込み、その上に金属のかぶせ物を設けるという治療になります。

どこの歯医者さんでもやっている一般的な治療法で、治療期間は短く、大掛かりではないので治療費もかさみません。

 

ただし、将来的には歯が薄い場合などで根元が割れてしまう可能性があります。

こうなると抜歯して、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの次の手を考えなければなりません。

 

 

メリットとデメリットを知ることで、適した治療が見つかる

インプラントは見た目の美しさや咀嚼能力がほぼ復活する反面、治療費が全額自己負担になるので高額な料金を支払わなければなりません。

差し歯は保険適用治療となるのでそれほど料金は高くなりませんが、咀嚼能力が通常の3分の1程度になってしまうこと、歯が薄いと差し歯が撮れてしまうというデメリットがあります。

 

それぞれのメリットデメリットを把握したうえで選ぶようにしましょう。当クリニックではその方にあった治療法をご提案していますのでお気軽にお問い合わせください。

インプラントが歯周病になりやすい理由

インプラントをしている方は歯周病になりやすいといわれているのはご存知でしょうか。

これからインプラント治療を考えている方は、ぜひその理由を知っておくとよいでしょう。

 

 

日頃の歯磨きや定期検診が予防には重要

歯周病は、今や日本人の8割がかかっていると言われる病気だということは、あまり知られていません。実は口の中だけでなく血管に菌が入り込むと、最悪死に至る病気に発展する可能性もある怖い病気です。

 

1.歯周病とは

歯周病とは歯と歯肉の間の歯垢に停滞した細菌により歯肉が炎症を起こし、赤くなって腫れる症状です。

 

2.歯周病が全身に起こす影響

歯周病は、心筋梗塞や動脈硬化を引き起こす原因にもなります。

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出ることで、血管内にプラークと呼ばれる沈着物ができます。

プラークが血管を塞ぎ、心臓に血液が行かなくなると心筋梗塞、プラークが脳の血管に詰まると脳梗塞を引き起こす可能性あるので気を付けなければなりません。

 

3.歯周病セルフチェック

口の中だけに留まらず、様々な病気の原因になる可能性がある歯周病。

あなたは大丈夫かどうか、あげていますのでセルフチェックをしてみましょう。

 

・朝起きたとき、口の中がネバネバする

・歯磨きの際に出血する

・口臭が気になっている

・歯肉にかゆみ、痛みがある

・歯肉が赤く腫れている

・かたい物が噛みにくい

・歯が長くなったような気がする

・前歯が出っ歯になった、歯と歯の間に隙間がでてきた

・食物が挟まる

 

以上です。

○〜3つあてはまるという方は予防することを心がけましょう

○〜6つあてはまるという方は歯周病が進行している可能性が高いと考えられます。

○全てあてはまるという方は歯周病の症状がかなり進行している可能性が考えられます。

 

セルフチェック結果はいかがでしたか。

当てはまる個数が多かった方は、早めに歯科医院で検診を受けることをおすすめします。

 

4.歯周病予防について

歯周病の原因はプラークや歯石などの磨き残しです。

予防・対策には正しい歯磨きが何よりも大切なので、丁寧なブラッシングを心がけましょう。

また、磨き残しやすい歯の隙間の掃除には、糸ようじやフロスの使用も効果があるので、積極的に使用していきましょう。歯周病は放置するととても怖い病気ですので、日頃の歯磨きや定期検診を習慣づけていきましょう。

 

 

インプラント周辺の歯肉は細菌感染しやすい

インプラントの歯は虫歯になりませんが、その代わり歯周病になりやすいと言うリスクがあります。

せっかくの歯を長く使うためにセルフケアやメンテナスは欠かさないようにしましょう。

 

入れ歯やブリッジよりも天然歯のような使用感を味わえるのがインプラントです。

大変素晴らしい技術ですが、やはり天然の歯とは違う点があるということを知ってください。

 

まず、天然の歯には歯根膜という組織があり、それが血液を供給することで細菌に対する抵抗力が高まっています。

しかし、インプラントには歯根膜はありません。

そのため、周辺の歯肉の抵抗力が落ちて細菌に弱くなり、感染しやすいことが一般的です。

歯周病菌も細菌の一種なので結果、インプラントの歯は天然の歯よりも歯周病のリスクが上がってしまうのです。

 

また、インプラントの歯は虫歯になることはありませんが、歯周病が悪化すると天然の歯と同じように歯を支える骨が溶けてしまい歯が抜けることもあります。

歯周病は重症になると心筋梗塞・動脈硬化・肺炎・早産などを引き起こす大変恐ろしい病気です。それを防ぐためにもセルフケアとメンテナスをしっかり行うことが大切です。

 

 

インプラント自体が抜け落ちて駄目になってしまうこともある

インプラントはチタンとセラミックで出来ているので、虫歯になることはありません。

しかし、「インプラント周囲炎」という状態になるので注意が必要です。

 

これは歯周病と同様の状態で、歯垢の中の細菌が毒素を出し、インプラント周囲の歯槽骨を溶かしてゆき、歯周病を起こして土台の骨が溶けてしまいます。進行するとインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。

インプラントの方が天然歯より歯周病になりやすいといわれています。天然歯の歯根には歯肉との間に歯根膜があり、血液による栄養供給が行われ、抵抗力を高めているのですが、インプラントにはその働きが無いためです。

 

以上のことから、インプラントはよりケアやメンテナンスが重要になります。

ケアとは自身による歯磨きのことであり、磨き残しが歯垢にならないよう丁寧に行わなくてはなりません。

それでも完全には取りきれないので、3ヶ月に1度は歯科受診をして歯のクリーニングをすべきです。

歯周ポケットの歯垢を専用の器具で取り除くスケーリングという治療を行ってください。

 

 

インプラントを綺麗に保つためには定期検診など天然歯と変わらないケアが必要

インプラントは虫歯にならないのでメンテナンスを疎かにしていませんか。

インプラントも歯周病になってしまうとせっかく高額な治療費を払ったのに長く使えなくなるので、そうなる前にきちんと日々のメンテナンスを行いましょう。

 

綺麗に保つためには天然の歯と同じく、毎日のメンテナンスおよび、専門医による定期的な検診が必要になります。

インプラントは骨に埋め込む部分はチタンという金属からできており、素材的な考え方からすると、半永久的といえるでしょう。

 

歯の部分となる上部構造はセラミックなどでできているので、絶対に虫歯になることはありません。しかし、歯周病になると長持ちさせることが難しくなります。

歯周病になってしまうと炎症が起こって、ひどくなると骨が溶けてしまってインプラントを支えることができなくなってしまうからです。

 

そのため、クリニックでの定期検診や自分での日々の歯磨きが重要となります。

きちんとメンテナンスしていればインプラントを15年、20年以上持たせることは十分可能です。日々の歯磨きを怠らない、定期的に歯医者に行ってメンテナンスを行う、定期検診は必ず受ける、といったことがとても重要です。

インプラントを受けるのには東京の歯科医院がおすすめな理由

インプラント治療を受けることのできる歯科医院は、日本中にたくさんあります。歯科医院の看板に「インプラント」という文字が、その医院で受けることのできる代表的な治療として記載されていることもあります。歯科治療の中では、世間的に広く認知されたとても有名な治療法が「インプラント」です。

広く認知されているということは、それだけ多くの人が「有用だ」「治療を受けてよかった」と感じたからこそではないでしょうか。多くの人が治療をしてよかったと思っているからこそ、インプラント治療は多くの治療院が競うように取り入れ、これだけ名前が普及しました。

インプラント治療は確かに有用な治療法です。実際に当院の多くの患者様から喜びの声をいただいています。しかし、どの歯科医院で治療を受けても、患者様にとって喜びの結果が待ち受けているわけではありません。たくさんの歯科医院で受けられる治療だからこそ、インプラントを受ける歯科医院は厳しい目で選ぶことが必要です。

インプラント治療を受けるのには、東京の歯科医院がおすすめです。どうして東京の歯科医院でインプラント治療を受けることがおすすめなのか、そしてどうしてインプラント治療で歯科医院を厳しい目で選ばなければいけないのかを歯科医院の視点からお話させていただきます。

■インプラントを東京の歯科医院で受ける時に気にしておくべきポイント

インプラント治療とは「お口の中に歯を作る」治療法です。虫歯や年齢、事故などで歯を失ってしまったという方や、最初から永久歯がないという方にとても効果的な治療法です。

虫歯というと、歯を削って詰め物をするような治療法を想像する方が多いです。しかし、歯に詰め物をする場合、虫歯が大きく、規模が広いと、それだけたくさん削らなければいけません。歯をたくさん削る歯の強度が落ちるため、歯が割れやすくなってしまいます。また、虫歯が神経に達している場合は、歯を削って詰め物をするという処置も難しくなります。

加齢や事故で歯を失っていると、詰め物をする歯自体が存在しないわけですから、治療すべき部分を削って詰め物をするという処置を使うこと自体がほとんどできません。削って詰めるだけでお口の中のトラブルを完全に解決することも難しいです。きちんと詰め物をしても、詰め物をしたところから虫歯になったり、すぐに詰め物が取れたりで、治療したらすぐに同じところを治療しなければならないと嘆く患者様の多いこと多いこと。

そういった場合は、ブリッジや入れ歯を用いて治療を行うことがあります。ブリッジとは、歯と歯にブリッジ(橋)をかけるかたちで入れ歯や挿し歯のような歯を補う治療法のことです。入れ歯は、皆さんもよくご存知の治療法ではないでしょうか。幼い頃におじいちゃんやおばあちゃんが入れ歯を愛用していたという話を、患者様から耳にすることがあります。とても一般的な治療法です。

しかし、ブリッジ治療や入れ歯治療には、詰め物のように弱点があります。弱点とは、入れ歯やブリッジにより新たな口のトラブルが発生する可能性が高いという弱点です。入れ歯を使うことにより口臭が発生し、入れ歯と歯茎の間に食べ物がはさまることにより痛みがあります。常日頃から洗浄などのメンテナンスに気を配らなければならないというデメリットもあります。

ブリッジの場合、治療の特性上、ブリッジをかけた方の歯が割れてしまうということがよくあります。また、口腔内をこまめにケアしていないと、ブリッジの触れているところが炎症を起こしたり、新たな虫歯の原因になったりします。詰め物やブリッジ、入れ歯も悪い治療法ではないのですが、弱点の多い治療法なのです。

対してインプラントは、インプラント治療の経験豊かな医師が担当することにより「本物の歯」のように使うことができ、入れ歯や詰め物、ブリッジのような弱点がありません。人工的な歯の根を歯茎に埋め込み、その上に人工的な歯を生成する治療法がインプラントです。人工的ではありますが、ブラッシングも食事も自分の永久歯と同じようにできます。また、インプラントはきちんとメンテナンスとケアをすると、入れ歯のように一定期間で作り直しという手間がなく、「本物の人工永久歯」として一生涯使うことができます。

この「一生涯」という点でポイントです。一生使うことができるということは、インプラント治療をする場合は「一生使うことを前提に」治療する歯科医院を探すことが必要になります。

 

■インプラントを受ける歯科医院を東京で探すことのメリット

インプラント治療を受けるのには、東京の歯科医院がおすすめです。東京は言わずと知れた日本の首都です。それだけに、お店や企業だけでなく、歯科医院が多いことも特徴です。

「インプラントは東京の歯科医院がおすすめ」と言うと、贔屓するなと言われてしまいそうです。しかし、そこにはきちんと理由があるのです。インプラント治療を受ける歯科医院を東京で探すことには、次のような3つのおすすめの理由があります。

 

1、アクセスしやすい歯科医院が多い

インプラント治療は、歯科医院の評判や実績だけでなく、アクセスも重要な問題です。インプラント治療では、基本的に何度か歯科医院に足を運ばなければいけません。歯科治療の後は、患者様が意識していなくても、体に負担がかかっている状態でもあります。インプラント治療だけでなく、歯のクリーニングやホワイトニングをするだけでも、診察用の椅子に座り、歯科衛生士や歯科医師に口腔内を器具で触れられるというストレスがあります。治療であれば、なおさら体への負担や精神的ストレスを考える必要があります。

東京の歯科医院はアクセスしやすい医院が多いです。体や心への歯科治療の影響を考えると、東京は「インプラント治療に通いやすく、ストレス軽減をはかりやすい都市」なのです。

 

2、歯科医院が多いため専門分野に特化した歯科医院を探しやすい

地方都市では電車やバスの本数が少なく、同じ自治体内でも足を運ぶことのできる範囲が限られるということも少なくありません。足を運ぶことのできる範囲が限られるということは、その範囲内で歯科医院を選択しなければならないということです。

歯科医院にもそれぞれ得意としている治療があります。また、専門分野に特化しているスタッフがいるかどうかも異なります。選択肢が少ないということは、インプラント治療を受けたくても「インプラントはできるけど、専門は別の治療です」という医院を選択せざるを得ないケースがあるということです。インプラント治療に対し専門的な知識とたくさんの治療実績を持つ医院は、東京にたくさんあります。歯科医院がたくさんあり、移動しやすいということは、専門に特化した病院を選択しやすく足を運びやすいということでもあります。

 

3、自分に合った歯科医院を探しやすくセカンドオピニオンも安心

インプラント治療に使う器具は、各医院でここぞと思う会社のものを使用しています。また、それぞれの歯科医院に予約の取りやすさはどうか、歯科医師や歯科衛生士と話しやすいか等が変わってきます。インプラント治療を専門とした歯科医院の中から、さらに自分に合った歯科医院を探しやすいというメリットが東京にはあります。

インプラントを専門にしている歯科医院が多いということは、初診の歯科医院を決める時だけでなく、セカンドオピニオンを受ける歯科医院も見つけやすいというメリットもあります。

 

■インプラント治療を受ける歯科医院を東京で探すコツ

インプラント治療で後悔しないためには、医院の評判を確認し、アクセスや医院の雰囲気、対応が自分に合った歯科医院を選ぶことが重要です。治療技術が優れていても「病院で受ける治療」「状況を改善するために治療」であるということを忘れないようにすることが重要です。

東京には歯科医院がたくさんあり、前述した事情からインプラント治療は東京の歯科医院がお勧めです。ただし、東京の歯科医院であればどこでもいいというわけではありません。それぞれの歯科医院のホームページを確認し、信頼できる歯科医院かしっかりチェックしましょう。

インプラントの歯は「一生の相棒」です。石橋を叩いて渡るくらいの慎重さで治療を受ける歯科医院を決めても、まったく問題ありません。一生物であると同時に、自分の体への処置です。目と耳で、その歯科医院が信頼できるか、大丈夫なのか、納得できるまで確認してください。

具体的には、東京の歯科医院でインプラント治療を受ける際は、次のような点に注意して歯科医院をチェックしてみましょう。

最初から一つの歯科医院に絞る必要はありません。インプラント治療を得意としている東京の歯科医院はたくさんあります。なので、インターネット上の歯科医院のホームページを確認したり、実際に足を運んだりして、自分に合った良い東京のインプラント治療のできる歯科医院を探すという方法がおすすめです。

具体的には次の2つのポイントをよく見て、自分自身がその歯科医院に「自分の歯を任せることができるか」を冷静に考えてみてください。

 

1、応対は安心ですか?疑問点や処置への説明は納得できましたか?

予約を取る際の電話対応や、メールでの対応が失礼ではありませんでしたか。電話や窓口で問い合わせをする際に、可能な限り答えようとしてくれたでしょうか。また、医師からインプラントの治療説明や費用の説明はありましたか。

インプラントは治療規模によって費用がかなり高額になります。なかなか予約を取ることのできない歯科医院でも、「ここは合わないな」「疑問をはぐらかされるな」「何だか違和感があるな」と感じたら、他の歯科医院にも足を運んでみてください。「専門的で人気がある」だけでなく「自分に合っているか」「スタッフの対応はどうか」も、インプラント治療を東京で受ける際の歯科医院選びの大きなポイントになります。

 

2、治療を強制することはありませんか?知識は十分ですか?

虫歯一つを例に挙げても、歯科医院では色々な方法で治療が可能です。口腔内の状況を見て、歯科医院が「こういった治療を受けたらいかがでしょう」という提案をすることがあります。しかし、中には高額な治療法や、患者様が希望しないような治療法を強固に勧める歯科医院があります。「どうしてその治療が必要なのか」をしっかり治療例や知識から説明してくれる歯科医院を選ぶといいでしょう。

インプラント治療の場合でも、インプラントの治療の流れは口腔内の状況によって変わります。また、通常のインプラントではなかなか処置が難しく、先に別の処置をすることが望ましいケースも見受けられます。そういった場合に、しっかりと実例を挙げて説明し、不安を解消してくれる歯科医院を選択することをお勧めします。

■最後に

インプラント治療を東京で受けることには「選択できる歯科医院が多い」「選択できる歯科医院が広いからこそ、専門性の高い歯科医院やセカンドオピニオンに良い歯科医院が見つかりやすい」というメリットがあります。

インプラントの費用や治療法について疑問のある方や、よく話を聞いてから治療を検討したいという方は、お気軽に当院へご相談ください。