『 カリソルブキッズソルブドックベストセメントペリソルブ 』

痛くない削らない神経を守る幼児・小児虫歯/歯周病ご高齢の方
虫歯が痛い・・・でも治療も痛い・・・歯医者こわい・・・歯を削りたくない・・・
カリソルブ・キッズソルブ・ドックベストセメント当院の最新の虫歯治療なら痛くない!! 削らない!!

カリソルブ・キッズソルブドックベストセメント

健康な歯質を
ドリルで削ることが無く
麻酔もほとんど使わない

虫歯だけ軟らかく溶かし
それを特殊な器具で除去

幼児・小児・高齢者も
歯の質にあった専用薬剤

歯の神経を残せる
可能性が高い

象牙質を再生させる
可能性がある

虫歯の残存細菌を殺菌する

カリソルブ

痛くない

薬剤(カリソルブ)が
虫歯だけを溶かすから
健康な組織を削りません。

神経を残す

大切な神経に触れない
治療後の歯を健康的に守る
最新の虫歯治療です。

カリソルブ薬剤写真

キッズソルブ

削らない

虫歯だけを軟らかく溶か
して取り出すから、
健康な組織を削りません。

“乳歯専用”

乳歯専用の薬剤を使用。
柔らかい歯の組織・最適な
こわくない治療方法。

キッズソルブ薬剤写真

【治療の流れ】

薬剤を効果的に投入するために少しだけ削る場合があります カリソルブorキッズソルブを作用させる 虫歯を除去 通常の詰め物orドックベストセメント

健康な歯を削るのを最小限に抑えられます。

カリソルブ薬剤写真

カリソルブ治療は、神経に触れる事が無い虫歯治療です。
ドリルの使用を最小限に抑え、麻酔もほとんど使いません。

カリソルブ治療はスウェーデンで開発された削らない無痛の虫歯治療です。
スウェーデンでは1998年に認可され一般的な虫歯の治療として普及しています。
日本では2007年に厚生労働省に認可された新しい虫歯の治療技術で「痛みを伴わない虫歯治療」です。


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医療法人財団興学会 新橋歯科診療所

WEBから予約・質問をする区切り線 03-3437-3880

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ドックベストセメント

ドックベストセメントの治療図解 虫歯の残存細菌を殺菌 永続的な殺菌力 リスク・副作用がない ドックベストセメントの薬剤写真 患部に留まり硬く固まる 治療時の痛みがほとんどない 歯の象牙質を再生させる可能性がある 歯の象牙質を再生させる可能性がある 歯の神経を残せる可能性が高い 歯の神経を残せる可能性が高い

ドックベストセメントを使用した治療

右向き矢印 下向き矢印
患部にドックベストセメントを詰める
ドックベストセメントの薬効で永続的に浸透殺菌

虫歯菌に侵された部分を削らず、薬液を混ぜ合わせたドックベストセメントを塗り込みます。
そのままドックベストセメントを残して、通常の詰め物で蓋をして治療は完了です。

虫歯菌に感染した部分がドックベストセメントの永続的な薬効のおかげで、
完全に殺菌され歯自体の自己回復力で再石灰化し、硬い象牙質になります。

※神経の近くまで虫歯菌が浸食している場合、稀にドックベストセメントの薬効より先に虫歯菌が神経に浸食してしまう場合があります。その際は根管(歯の神経)治療が必要となります。

通常の虫歯治療は治療後に患部の奥で細菌が増殖する可能性がある

通常の虫歯治療は治療後に患部の奥で細菌が増殖する可能性がある

患部に通常のセメントを詰める 右向き矢印
下向き矢印
セメントより奥で細菌が増える

通常の虫歯治療では、虫歯の部分をドリルで削り、金属や樹脂などで蓋をします。
そのため、虫歯部分の深くに残った虫歯菌が再び増殖し、虫歯が再発してしまう可能性があります。

ガマンのいらない“最新-歯周病治療”~歯石を溶かす~ペリソルブ
ガマンのいらない“最新-歯周病治療”~歯石を溶かす~ペリソルブ
痛みを軽減
痛みを軽減
細菌リスクを最小限に
細菌リスクを最小限に
刺激・副作用がある薬剤を使わない 刺激・副作用がある薬剤を使わない
-ペリソルブ-当院の最新-歯周病治療なら切らない!! 血が出ない!! 細菌リスクを最小限に!!

ペリソルブ

治りが早く、腫れがひく
傷つけないから“痛みを軽減”

歯グキの負担や
“出血を最小限に”

安全・安心
刺激・副作用のある
通常使われる抗生物質を使わない

歯垢・歯石を溶かして除去
“組織再生”を促す

殺菌・融解⇒
歯垢・歯石を除去時
細菌の体内への侵入を防止

副作用のない
患部だけに効く薬剤

【治療の流れ】

ペリソルブを作用させる 除去完了まで繰り返します。
除去完了まで繰り返します。
ペリソルブを塗布して30秒後病巣を除去治療完了後徐々に腫れた歯茎がキレイに引き締まります。

ペリソルブなら出血や細菌リスク最小限に

ペリソルブの薬剤写真

歯周病の原因である歯垢(プラークまたはバイオフィルム)や歯石を専用の薬剤ペリソルブを塗布して除去する治療法です。

歯垢とは、歯の表面と歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に付着する雑菌の塊で、さらに硬く固まった歯垢が歯石となります。

歯石は専用機器(エアスケーラーや超音波スケーラー)で振動を与えて除去するので、強い振動や痛み・歯茎からの出血が伴います。

また、通常の歯周病治療の場合、細菌の塊である歯石が口内に飛び散リます。
そのため、出血している歯茎から雑菌が血管に侵入し全身の疾患につながったり、細菌を吸い込むことで誤嚥性肺炎の発症の原因となるリスクも伴います。

ペリソルブで歯石を融解し、細菌を殺菌してから除去しますので、通常の歯周病治療のように口腔内に細菌が飛び散ることや、血管内への細菌の侵入を防ぎます。
ペリソルブを使った歯周病治療は、治療中のお口の中を清潔に保ち、様々なリスクを回避し、健康な歯と歯茎を維持することで全身の健康維持にもつながります。


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【Q&A】

カリソルブとは?

カリソルブの治療方法は?

キッズソルブとは?

キッズソルブの安全性は?

ドックベストセメントとは?

ドックベストセメントの治療方法は?

ペリソルブとは?

ペリソルブの治療方法は?

[ Question ]カリソルブとは?

[ Answer ]スウェーデンで開発された、虫歯の部分に薬剤を塗り、虫歯だけを溶かして除去する最新の虫歯治療法です。カリソルブは1998年にスウェーデンで開発・認可され、現在では一般的な虫歯治療としてヨーロッパなどを始め、世界各国に普及されてきています。

歯科用材料として安全性が確認されている、次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸を使用した薬剤で、日本の厚生労働省の認可も受けた薬剤を使用した治療方法です。

虫歯以外の健康な歯質はアミノ酸で保護されます。

[ Question ]カリソルブの治療方法は?

[ Answer ]カリソルブの治療は、"神経まで達していない虫歯" が治療対象で、麻酔を使用しなくても、ほとんど痛みを感じることが無く虫歯の治療が可能です。

虫歯の状態にもよりますが、薬剤を投入するためのスペースを作るためにドリルを使用する場合がありますが、ほとんどの場合はドリルを使用しません。

虫歯の部分にカリソルブを塗ると、塗った部分の虫歯が溶け軟らかくなります。それを専用の器具で取り除き、詰め物をして治療は終了となります。

[ Question ]キッズソルブとは?

[ Answer ]永久歯用に開発されたカリソルブを、乳歯と生えたての軟らかい永久歯用として開発されたものがキッズソルブです。

乳歯や生えたての永久歯は成人の永久歯に比べエナメル質が軟らかいため、乳歯や生えたての永久歯のエナメル質用として専用に薬剤の配合をしています。

カリソルブ同様に世界各国で小児歯科の虫歯治療として普及してきており、日本でも最先端の小児歯科虫歯治療となります。

[ Question ]キッズソルブの安全性は?

[ Answer ]カリソルブと同様に、歯科用材料として安全性が確認されている、次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸の薬剤で、乳歯や生えたての永久歯用として新たに開発された薬剤を使用しています。

キッズソルブも、虫歯以外の健康な歯質はアミノ酸で保護されますので、安心して治療を受けて頂けます。

[ Question ]ドックベストセメントとは?

[ Answer ]ドックベストセメントは、銅イオン、酸化亜鉛、酸化チタン、リン酸、水酸化アルミなどを主成分とし、特に銅イオンが虫歯菌を効果的に殺菌し、虫歯菌に侵された歯の象牙質の無菌化を促します。

虫歯を完全に除去しようとすると、神経まで達してしまうような場合などにドックベスト治療を行うと、神経を抜かなくて済む確率が高くなり、結果的に歯の寿命を伸ばすことにもつながります。

天然ミネラルを主成分にしているため、副作用などの危険は少なく、妊娠中の使用も可能です。

ただし、重度の金属アレルギーの方には使用を控えさせて頂くことがあります。

[ Question ]ドックベストセメントの治療方法は?

[ Answer ]虫歯菌に侵された部分を削らずに、虫歯菌を殺菌する薬液を混ぜ合わせたドックベストセメントを患部に塗り込みます。そのままドックベストセメントを残したまま通常の詰め物で蓋をして治療は完了となります。

虫歯菌に感染した部分がドックベストセメントの永続的な薬効のおかげで、完全に殺菌され歯自体の自己回復力で再石灰化し、硬い象牙質になります。

麻酔を使用しない場合がほとんどですので、無痛治療が可能です。

神経の近くまで虫歯菌が浸食している場合、稀にドックベストセメントの薬効より先に虫歯菌が神経に浸食してしまう場合があります。その際は根幹(歯の神経)治療が必要となります。

[ Question ]ペリソルブとは?

[ Answer ]歯周病の原因である歯垢(プラークまたはバイオフィルム)や歯石を専用の薬剤を塗布して除去する治療法です。

通常のブラッシング(歯磨き)では除去することが出来ない歯垢や歯石は、専用の器具(超音波スケーラーなど)を使用し除去しますが、ペリソルブ治療は薬剤を歯垢や歯石に塗布し、軟らかくしてから除去することができるため、器具の振動を最小限に抑え痛みを軽減し、素早くキレイに除去することが可能です。

[ Question ]ペリソルブの治療方法は?

[ Answer ]歯の表面や歯周ポケットに付着した歯垢や歯石にペリソルブを塗布します。

塗布後、30秒程で歯垢や歯石内の雑菌が殺菌されます。同時に歯垢や歯石が軟らかくなりますので 専用の器具で歯垢や歯石を除去して治療は終了します。

定期的に歯石を除去することで、健康な歯と歯茎を保ち歯周病の予防や誤嚥性肺炎の予防にもなり、全身の健康維持にもつながります。

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学会発表論文

歯周炎とインプラント周囲炎

スウェーデンで開発された最先端の殺菌および歯垢・歯石除去技術 !!

著者:Dr. Stefan Fickl (ステファン・フィッケル)

歯周病とインプラント周囲炎

歯周炎及びインプラント周囲炎は細菌感染によって引き起こされる炎症であり、歯の支持組織またはインプラント周辺の組織(結合組織及び骨)の大部分が、すでに不可逆的に破壊されている状態を呈している。

両疾患の臨床症状は類似しており、プロービング時の出血、発赤、腫張、化膿及び4mm以上のプロービングの深により定義される。インプラント周囲炎の場合のインプラント体は動揺してしない。

両疾患は細菌プラーク、すなわち病源体を多く含むバイオフィルムにより発症し、このバイオフィルムの構成が部分的治療に対しての高い耐性を明らかに決定づけている。両疾患の経過は類似している。まず歯周の、またはインプラント周辺の軟組織が炎症し、更にその経過において硬組織の吸収プロセスが始まる(Page 1997,Jung 2008,Heitz-Mayfield 2010)。

とくに深い歯周ポケットまたはインプラント周辺の深いポケットは構造上病原性バイオフィルムの形成に有利に働く。健康な歯と比較するとインプラントの方がはるかに炎症傾向にある。さらにインプラント周辺の粘膜の炎症は激しく、それに続くインプラント周辺の骨組織への移行は歯周炎の場合よりも早い(Davis 2003,Sclar 2009)。

治療コンセプト

歯周治療とは対照的にインプラント周囲炎治療のための比較できる有効な治療コンセプトが今までは存在しなかった。基本的に両疾患に対して同様の治療工程が行われおり、初期の非外科的治療段階ではバイオフィルムの減少及び制御を目的とする。口腔衛生向上のための患者への教育指導並びに意識向上と共に抗菌剤を使用する、または使用しない非外科的デブライドメントが行われる。インプラント周辺の治療の場合は治療箇所への付着を容易にするために上部構造の調整や取り外しなどが行われる。(Heitz-Mayfield 2014)

プロービングの増加及びポケットの複雑さにより、従来の純機械的なデブライドメントでは成功率は減少する。(Dragoo et al.1992, Rabbani et al.1981,Stambaugh et al.1981)。臨床的に深いポケットは長期的に持続、または機械的治療後に再発する。これらの理由から支援療法及び必要に応じた抗菌薬のアジュバント投薬が支持される。周囲組織の欠損の進行が非外科的治療で達成できない場合、外科的治療法が選択される。(Al-Shammari2002)

インプラント周囲炎の治療では、歯周病治療のときよりも明らかに多くの外科的治療が行われる(Schmidlin 2012)。とくに、インプラント周囲炎の初期治療の成功のためには、粘性骨膜弁による歯肉・骨欠損部分の的確な処置、および、一般的に複数の洗浄剤および抗菌薬の使用によるコンビネーション治療により汚染されたインプラント表面の徹底的な洗浄が行われる。さらに欠損の幾何学的形状に応じてインプラント周囲の骨欠損の安定のために骨の再生処置による適正な手法が用いられる(Heitz-Mayfield 2014)。

ペリソルブの特徴

本稿では次亜塩素酸(HOCL)ベースの局所的殺菌薬であるペリソルブ(Perisolv® : 図❶)を用いたアジュバント除菌について報告する。ペリソルブは、HOCL溶液およびアミノ酸溶液から構成される二成分製剤である。使用前に両法の製剤は混合される。このとき、HOCL及びアミノ酸により短命ないわゆるクロラミン(NCA)が活性物質類をして発生する。

perisolv

図❶ スウェーデンで開発された歯周治療用薬剤「ペリソルブ」

NCAは、ヒトの通常の免疫システムにおいて主要な役割を果たす高度な生理的化合物である(Klebanoff 1968,McRipley 1967,Weiss 1989)。この製剤は明確な抗菌効果を示し(Eick 2015)、またインプラント表面に存在するバイオフィルムに対しても同様の効果を発揮する(Bach 2016)。溶解除去作用により歯根またはインプラントの表面洗浄効果が向上される(Becker 2015,Bach 2016,Gottardi 2010,Bergkvist 2016)

ペリソルブのこれらの特徴および組織への親和性により、本剤の複数回にわたる使用が推進される。洗浄効果向上のため、歯根またはインプラント表面の洗浄前の投与、ポケットの追加でデブライドメントのためのスケーリング治療後の使用が考えられる。

症例1:歯周炎への応用

患者は82歳の女性である。5年以上前の慢性歯周炎の治療は成功したが、それ以来定期的にビュルツブルグ大学の歯周治療科および保存歯科右上3の頬側に4~5mm程のプロービングによる深いポケットが確認された。ポケットには部分的な炎症症状(図❷)が確認された。

図❷ 処置前。右上3近心頬側面に深いポケットが確認される

図❸ 2つのペリソルブ製剤の混合。10~15回混合する

図❹ ペリソルブの注入。ポケット内を製剤で満たす

図❺ 6か月後の評価。炎症所見はなく、ポケットの深さもあきらかに減少している

歯根表面の機械的洗浄後、深い歯周ポケット内にペリソルブが注入された。手順は以下のとおりである。

次亜塩素溶液およびアミノ酸溶液が入った2本のシリンジを互いにねじ止めし(Luer-Lock)ピストン棒を交互に押すことにより完全に混合される(図❸)。すべての内容物は透明のシリンジに混入され、注入のために治療部位に必要に応じて先端が鈍なチップを装着する(付属されている柔軟な人口樹脂チップ、または任意の先端が鈍な金属カニューレ)。注入用注射器はLuer-Lock接続を有するため完全な互換性を示す。混合された製剤も総量は8~10箇所の深い歯周ポケットの治療に十分な量である。

注入用チップは歯周ポケットの底まで投入される。歯周ポケットが完全に満たされると同時にチップを引くことにより製剤注入は完了する(図❹)。6か月後に再評価が行われた。この時点での女性患者はなんらの症状も訴えていなかった。歯右上3のプロービング値3mmとなり、あきらかに改善がみられた。また、出血も確認されなかった(図❺)

症例2:インプラント周囲炎への応用

患者は62歳の女性である。ビュルツブルグ大学病院の歯周治療科を受診し、インプラント周囲の軽い鈍い痛みを訴えた。左下6のインプラント周囲組織の炎症および軽い退縮を示していた。さらにプロービングでは8mmに及ぶ深いポケットがあり、出血も確認された(図❻)。同部のX線所見では著しい骨吸収を示した(図❼)。診断の結果はインプラント周囲炎であり、外科的治療が選択された。治療の目的は、歯周ポケットの拡大を食い止め、また同部インプラントの状態を改善するために感染領域のデブライドメントを行うことである。すでに存在する骨吸収部への新たな骨形成は行わなかった。このような、頬側に歯周ポケット有するたらい状の骨吸収の再構成は難しいことが知られている。GBRテクニックを用いて歯周組織再生療法を試みるのは予後のリスクが高く、失敗した際、場合によっては更なる組織吸収に繋がり、左下6のインプラント脱落へと繋がる可能性すらある。

図❽は病巣を確認するために粘膜骨膜弁が外科的に展開されている。十分な治療領域を得るために左下4~6の歯槽頂切開が行われ、粘膜欠損部はインプラントより歯槽頂および頬側方向へと引き離される。垂直開放切開は必要なかった。まず、露出したねじ山からキュレットを用いて汚染部および不良肉芽を取り除く。インプラントの周りにはたらい形状の大きな骨欠損が確認された。

図❻ 処置前。左下6インプラントの露出したねじ山の後退およびあきらかな炎症所見がみられる。プロービングにより頬側の8㎜に及ぶ深いポケットを確認

図❼ 処置前。左下6インプラントの近心および遠心に骨吸収がみられる

図❽ 外科的展開および病巣部の状態。たらい状の骨欠損が認められる

図❾ 1回目のペリソルブ注入

図❿ インプラントのねじ山には肉眼で確認できる組織残は付着していない

図⓫ 2回目のペリソルブ注入

更なる表面洗浄及び1回目のデブライドメントのため、インプラント表面および骨損失部にペリソルブが注入された(図❾)。短い作用時間の後、インプラント表面はジェット水装置で処置される。この処置後、インプラントねじ上には肉眼で確認できる肉芽は残っていなかった。(図❿) デブライドメントをより確実にするためにペリソルブの2回目の注入が実行された(図⓫)。創部縫合は、減張切開をせずに結紮縫合または二重結紮縫合により達成される(図⓬)。患者には1日3回の0.2%クロルヘキシジン含嗽薬が処方され、また創跡への外的損傷を避けるよう指示した。手術から7日後に抜糸が行われた。治癒過程は問題なく経過した。外科的治療から1年後の術野評価では左下6インプラント周囲の軟組織の状態は安定していた。少しの歯肉退縮が認められたものも、インプラント周辺の組織の炎症は完全に治癒していた。プロービング時にも炎症なしの状態が確認され、出血もなかった。また、術前に比較してプロービング値も減少していた(図⓭)。X線所見においても左下6インプラント周囲骨の骨はほぼ安定し、治療開始時と比較して、近心および遠心部高径において骨吸収の改善が認められた(図⓮)。

図⓬ 粘膜骨膜弁閉鎖後の状態

図⓭ 1年後の術野評価。安定した軟組織の状態、少しの肉芽退縮が認められるが、出血は確認されず、頬側の安定した骨状態も確認できた

図⓮ 左下6インプラント周囲の骨の状態は安定していて、骨吸収が改善されている

最後に

歯周およびインプラント周囲の維持療法において、ペリソルブはアジュバント除菌効果があり、次亜塩素酸ベースのクロラミン(NCA)は高い除菌効果を示すとともに、組織への高い親和性を有する。更に、効果的な治療の基本条件である歯周ポケットまたはインプラント表面の洗浄が、感染および退化した組織への明らかな有用性が認められた。


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